材料の効能 |
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ラード: 安価で入手しやすい、白い石鹸を作るオイルです。 ラードを使った石鹸は固くて大きい泡が立つます。 動物油脂というとあまり良いイメージを持っていない方もいますが、ラードには「保湿」に貢献するオレイン酸や、「硬さ」に貢献するパルミチン酸とステアリン酸がバランス良く入っています。 成分を見るとパームオイルに似た油脂です。 |
オリーブオイル:
数ある植物油の中でも、搾ったまま生で利用できるのはオリーブオイルだけと言われています。
世界で生産される植物油生産量のわずか5%に過ぎないオリーブオイルは有用な栄養成分を豊富に含む大変貴重なオイルです。
脂肪酸、ミネラル、ビタミンと大きくは3種類の成分を含んでいますが、脂肪酸の中でもオレイン酸の含有量はどの植物油より豊富で、そのため酸化しにくいオイルです。
また、ビタミンEと酸化防止成分を含んでいるので、皮膚を防護し整える効果があると言われています。 |
パームオイル:
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸などが含まれ、酸化安定性に優れ、洗い上がりに潤いを与えます。 未脱色精製のものがレッドパーム油で、脱色精製したものがホワイトパーム油です。 レッドパーム油には、ビタミンE、カロチンが含まれているため、肌の傷修復作用を持つと言われています。
パームオイルを加えた石けんは、マイルドで固くて溶け崩れにくく、泡持ちも良いのが特徴です。 |
ココナツオイル:
石鹸作りに使われる代表的なオイルですが、少し刺激の強いオイルなので、20%以上含まれた石鹸を作る場合は、シャンプーバーやキッチンソープとして使われることが多いようです。
ココナッツオイルを使うと、固くて大きいクリーミーな泡立ちのある石鹸ができます。石鹸を一番固くするオイルと言われています。
一方で、肌を乾燥させてしまうという欠点がありますが、保湿力のあるオリーブオイルなどと組み合わせる事で欠点を補うことができます。 |
キャスターオイル:
キャスターオイルはとても保湿力のあるオイルで、透明感のある石鹸を作ります。 豊かでクリーミーな泡も立ち、空気中の水分を引き寄せ、肌に保湿効果を与えると言われています。また、外のダメージから守るように肌に膜を作ってくれます。 保湿効果に非常に優れ、ローション、クリーム、リップクリームに適してます。 髪のお手入れにもよく、シャンプーバーや透明石鹸作りにはかかせません。 |
緑茶:
緑茶に含まれているカテキンには、殺菌作用や抗酸化力があり、肌の酸化を抑え、ニキビやアトピーを改善すると言われています。
また、クロロフィル(葉緑素)、タンニン、ビタミンCが皮膚細胞の生まれ変わりを促進し、皮膚表面の傷を修復すると言われています。
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